滑走動画

今回はフランス編です。インタースキーに参加したカナダのヘッドコーチであるジョンギリーズ氏によるインタースキー2011の解説動画を紹介します。

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動画

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概略(大まかに言うと?)

  1. 前後の動きを積極的に滑りに活用している
  2. 上半身はリラックスしていて、その動きを助けている
  3. ターンを始める時に、山足の膝を積極的に使って雪面をとらえている

技術解説(なるべく正確に訳すると?)

フランスのスキーヤーを例に見てみると、前後の動きを非常に積極的に活用している事がわかります。
その時、上半身は非常にリラックスしており、前後の動きは、ターン中のバランス維持と、ターンに入る際の「板を身体が追い越す動き、ターンの内側に身体が傾く動き」に大いに活用されています。
これらの積極的な動きは、ともすると少し雑で危うい動きと見えてもしまいますが、それでも、彼らの滑りに大いなる躍動感と自由さ、そして力強さを与えていることは間違いありません。
他の特徴としては、ターンの始まりに、外足(山足)の膝をターンの内側に大きく入れ込む動きが挙げられます。
この膝の動きは、身体がターンに耐えられる姿勢を作る前に予め行われ、板が雪に早くシッカリとグリップすることを助けています。

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雪の軌跡コメント

身体全体を使った、ダイナミックで躍動感のある動きが格好いいですね。
他国と比べると、スキー板の進む方向に正対しがちに見える滑りです。
ただ、正対して見えますが、脚の回旋はキチンと使っていますので、注意してください。
現在、フランスの教本は手探りで解読中でして、この滑りはこの記事を書いている私にとっても実はナゾの多いものです。
ただ、わかる範囲で解説(推察)しますと、このフランスの正対要素の強い滑りの素になっているのは、フランススキーが技術と指導のベースに積極的に取り入れている、「横滑り(デラパージュ)」の影響と思われます。
この「デラパージュ」は、横滑りをスキーを習いはじめた早い時期から活用し、色々な方向に動く練習を多くする事で、板をパラレルで扱う感覚をいち早く習得することを目的としたものの様です。
スノーボードの指導でよく使われる「木の葉滑り」によるターン感覚の習得に似ています。
なお、「膝の動きが大きい」と、動画の中で解説されていますが、この膝の操作自体は、程度の差こそあれフランスに限らず各国で活用されている技術です。加えて言うと、見かけ上は膝が動いていますが、動きの起点となっているのは、足首の左右方向(外反、内反)の動きであると思います。
この操作も、日本では、カービングスキーになってから忘れ去られてしまった、そして、あまり技術的な検証&解説がなされていない「わかりやすい世界との差」の部分ですので、また機会を作って記事にしてみたいと思います。