用語の概要

ターンの局面とは、スキーの連続ターンをいくつかの段階に分けるための言葉です。

一つながりのターンの、「いつ、どこで、何を」しているかを分解して明確に説明することで、連続した運動の流れの繋がりや役割をしっかりと理解するために用いられます。

この言葉は主に、ターン中の動きをより精密に理解しようとする際に用いられるため、
中上級者以上の指導や指導員向けの講習・書籍などで使われることが多い用語です。

用語の使われ方

ターンの局面という言葉は、主に次のような文脈で使われます。

  • ターン動作を整理して説明する際に

    例:「ターンの局面ごとに意識するポイントが異なる」
  • 指導や解説の共通言語として

    例:「どの局面でバランスを崩しているかを再確認する」
  • ターン全体の流れを俯瞰する場面で

    例:「局面のつながりを意識すると、滑りが安定する」

特定の技術や動作を指す言葉というよりも、
ターン全体を整理・理解するための枠組みとして使われるのが特徴です。

用語の意味の幅

ターンの局面という言葉が指す内容は、文脈によって次のような幅を持ちます。

  • ターンを段階的に捉える考え方として

    → 始まりから終わりまでを、いくつかの局面に分けて理解する枠組み
  • 複数の用語をまとめる総称として

    → 始動・舵取り・仕上げといった要素を含めた全体像
  • 技術理解を助ける視点として

    → どの段階で何が起きているかを整理するための見方

このように、ターンの局面は特定の動作そのものを指す言葉ではなく
ターン全体をどのように捉え、理解するかという視点や整理方法を示す言葉として使われます。

関連する用語

さらに詳しく知りたい人は

以下の記事では、ターンの局面を構成する各要素について、
それぞれの役割や関係性を、もう一段詳しく整理しています。

  • ターン始動とは何か(準備中)
  • 1と1/2ターン(準備中)
  • 舵取りとは何を指しているのか(準備中)
  • 切り換えはどこからどこまでか(準備中)
  • ターンの仕上げの考え方(準備中)